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<神泉駅>
神泉駅はトンネルの中にある。かつては踏み切りの横にそれぞれ改札口があったのだが、現在はトンネルの上に駅舎ができて、そこまで上がってまたホームに降りるということをしなくてはならない。現在の出入口は3箇所。踏み切りの南側に下りるところ、 北側に下りるところ、そして下りずにそのまま外に出るところだ。駅の改札口を出て、初めての人はどこへいったら よいのか見当をつけにくい。駅の構内にはコンビがあり、隣のヴィ・ド・フランスは軽食に便利。階下にはマクドナルドもある。
踏み切りは駅前広場の中心だ。ここから道は6つの方向に向かう。
1.栄通りへの道、2.円山町の崖のに沿って栄通りに出る道、3.坂を上がって山手通りに出る道、坂を上がって山手通り・神泉仲通り方面に出る道、5.神泉仲通りへの道、階段を上がって円山通りに出る道。これらの6方向だが、いずれも車の通り抜けには不便だ。
駅前のローソンの隣に「右神泉湯道」と書かれた石碑がある。明治の時代から弘法湯という名の浴場があり、神泉館といっていた。明治の後期に駒場方面に兵営ができてから繁盛するようになったそうだ。当時は陸軍と共に東大がこのあたりの近代組織で、そこに属する人たちが弘法湯や円山町の待合で英気を養っていたのかもしれない。どんな情報交換があったのかと想像するのも楽しい。
<ITと理美容の街>
その弘法湯の跡地が現在はアレトゥーサ渋谷というオフィスビルになっていて、渋谷ビットバレー構想を打ち出したネットエイジが入居している。インターネット関係の会社は大手ではセルリアンタワーにグーグル、GMO、渋谷マークシティにはサイバーエージェント、ミクシィ、神泉町交差点にはUSENと、この地域のインターネット関連企業の裾野のひろがりは六本木以上なのだ。
神泉は美容・理容の専門学校国際文化学園のキャンパスといいたくなるほど、街のいたるところに校舎が点在する。改札口から階段を降りずに外に出ると、そこは人通りの少ない静かな住宅地。渋谷の隣の駅前とはとても思えないが、そこにも校舎がある。
<居酒屋の街>
階段の下の踏み切りの片方に焼き鳥の鳥はる、おでんの詫助が並び、トンネルの上までの石段はよく写真に出てくる。その手前にある町会の防災倉庫が目立つ。坂道には、それまで医院だったところに居酒屋ひしゅうやができた。駅に登る坂道の角にある喫茶店フォンテーヌは本格的コーヒーの店だ。ローソンが駅前通りの一角にある。
踏み切りの反対側は駅の1階にマクドナルドがあり、栄通りにまっすぐ向かう道には居酒屋などの小さな店が並ぶ。シチリア料理のアルキメーデは看板がなくわかりにくいが、メニューが外から見えるようになっている。和食屋SORA、つけめんの轍がその並びにある。