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<松涛の生い立ち>

Bunkamura があるのは松涛。オーチャードホールの入り口から低層の住宅地が続く。にぎやかな渋谷から突然商業施設などのない閑静な高級住宅地となる。

この松涛は、神山町、富ヶ谷、上原といった渋谷区の小田急線南側一帯の住宅地が背後にあり、その先端部分になっている。江戸時代は紀州徳川家の屋敷だったが、明治9年に肥前の鍋島家が購入し「松涛園」という茶畑にした。その跡地を、大正、明治に住宅地として売り出して現在の邸宅街となった。もともと大山という地名だったのを昭和3年に松涛とした。大山稲荷神社にその名が残っている。東急本店の場所には大向小学校があった。

<散策コース>

松涛のビジターは、オーチャードホールから始まり、観世能楽堂戸栗美術館、「シェ松尾・松涛レストラン」、「ギャラリートム」、松涛公園松涛美術館と歩くのがお決まりのコース。それぞれに高級感が漂う。松涛美術館は建物にも特徴があるが、入場料300円で豊かな気分になれる。ギャラリー内のソファーでコーヒーを飲みながら休憩することもできる。

渋谷の中心のすぐ隣にあるとは思えない静かな低層の高級住宅地で、飲食店はシェ松尾・松涛レストランが例外的にあるだけだ。しゃれたカフェを探すにも周辺まで出ないといけない。栄通りか、さもなくば、観世能楽堂からNHK放送センターに向かう道に出ることになる。信号の角、映像とギャラリーの複合施設UPLINKに、カフェレストランTabelaがある。栄通りの真ん中あたりにあるClaraはケーキの店。栄通りから松涛公園に向かう道には、ポルトガル家庭料理のマヌエル、オーストラリア料理のAROSSA、イタリアン料理店になった松涛マルがある。キッチン・バー、ア・カームも開店した。

<静かな街並>

松涛・神山町には有名人が多数住んでいると言われる。人通りが極めて少ない街だ。

高級住宅地にはちょっと場違いな渋谷区立松涛中学校が、松涛の真ん中に広いスペースをとっている。かつての佐賀の殿様鍋島邸があった場所だ。この中学校に近所から通う子供の数は減ったのだが、最近は帰国・外国生徒の受入校として特色のある教育を行っている。塀に立派な絵の展示スペースがあり生徒の絵を飾っているのがユニークだ。また敷地内には渋谷区の教育センターがあって、視聴覚ライブラリー、教育相談などのサービスを行っている。

松涛中学校からBunkamura寄りの高級住宅地の中に松涛幼稚園があり、幼稚園とは思えないたたずまいをしている。国際デンタルクリニックはインプラント・審美歯科・成人矯正を専門とする。

松涛公園の周囲には、裏千家茶道の松涛庵と、美容院jurerがあるが、ホームページがそこにあることを知らせるだけだ。美容院のjurerには看板がなく、予約客だけがオートロックのマンションの入り口からインターフォンでドアを開けてもらって入る。待合室の窓から見る松涛公園の眺めは格別だ。

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